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江戸時代、入れ歯師とよばれる入れ歯作りの専門職が存在しました。

都市化がすすみ、武士や裕福な町人が増えた江戸を中心に、優秀な入れ歯師たちがしのぎを削るようになりました。

なかでも「名人」と呼ばれる職人の名は今でいうガイドブック「江戸独買物案内」にも紹介され、現代に伝わるほどです。

また、江戸以外の地域で活躍した名人も少なくありません。その代表ともいうべきは備前(岡山)出身の浮田幸吉です。

彼はもともと自分で翼をつくり日本で初めて空を飛んだ男として有名になりました。そのおかげで「世間を騒がせた罪」を受けて備前を追放されます。その後移り住んだ先の駿河(静岡)で始めたのが入れ歯師の仕事。

この時名乗ったのが「備前屋備考斎」という名前。器用さが功を奏し、たちまち人気の職人として認められた彼、顧客には清水の次郎長一派もいたとか。

静岡に人たちは昭和の初め頃まで歯医者に行くことを「備考斎へ行く」と言い習わしていたというエピソードからも、その繁盛ぶりがうかがえます。

参考文献:松風歯科クラブ ha.ha.ha 


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