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歯周治療での抗菌剤使用としては、
局所的に用いる歯周ポケット内貼薬療法
内服(経口全身投与)
の二つがあります。

今回は局所的に用いる歯周ポケット内貼薬療法についてです。

歯周ポケット内へ抗菌剤を挿入し、歯周ポケット内の有害な細菌を減少させて、歯周病を改善することを目的とした治療法です。

歯周ポケット内の細菌に対してとくに有効な(感受性の高い)抗菌剤(テトラサイクリン系)をポケット内に挿入し、除放性にして長時間高濃度を保ち(ドラッグ・デリバリー・システム)、有害菌を減少させる治療法です。現在用いられている局所療法剤としてはペリオクリンペリオフィール等があります。

この治療法は抗菌剤の全身投与に比べて副作用が少ない利点があります。局所投与を行うと、局所での薬物濃度は経口全身投与の100倍まで高めることができると言われています。

歯周ポケット内に直接抗菌剤を作用させるため投与する量が少なくてすみ、耐性菌の出現、腸内細菌への影響等の問題も起こりにくくなります。

適応症としては、歯肉が腫れたり痛みがあったりする急性期、有害な細菌がとくに多いと考えられる若年性歯周炎、さらに根の形態異常などにより物理的清掃が困難な部位、全身状態が悪く外科的な歯周治療が行えない患者などが考えられます。



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