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西洋では、総入れ歯の装着に欠かせない「床」の必要性が認められ実用化されたのは遅く18世紀の頃です。

日本ではこれより200年以上も前に精巧な木製の床を使った義歯が作られていました。日本の義歯は西洋よりはるかに進んでいたわけです。

西洋では床の材料の多くは高価な金の合金を使っていました。当然かなり重くて気軽に使えるものではなく、義歯が一般に普及するまでには至りませんでした。

この状況が一変したのは、タイヤで有名なアメリカのチャールズ・グッドイヤーが開発した硬化(蒸和)ゴムの登場です。


チャールズ・グッドイヤー

軽くて適合性も良く、価格も手頃な画期的なものでまたたく間に全米に普及しました。空前の義歯ブームを巻き起こすことになります。
この蒸和ゴムは、第二次世界大戦後にアクリル・レジンが発明されるまで世界中で入れ歯の材料として用いられました。

















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